Mini Tokyo 3D バージョン 2.2.0 がリリースされました (GitHub)。2.1.0 からの追加・修正機能を見ていきましょう。
東武伊勢崎線の東武動物公園〜久喜間、千葉モノレールが全線開通
東武伊勢崎線は、浅草から東武動物公園までの「東武スカイツリーライン」と路線愛称が付いている区間は開通していたものの、JR 宇都宮線との接続駅である久喜までは達していませんでした。今回、2駅分ですが Mini Tokyo 3D マップの北の端である久喜まで開通し、特急りょうもうなどの伊勢崎方面の列車が走り始めました。
また、千葉モノレール 1号線の千葉みなと〜県庁前間、2号線の千葉〜千城台間が全線開通しました。千葉モノレールは長らく稲毛海岸方面や青葉病院への延伸計画があったのですが、こちらは採算性の懸念から昨年に延伸中止が決定されたみたいですね。
東武東上線・小川町、小田急小田原線・伊勢原まで延伸
東武東上線はこれまで川越市止まりだった路線が、JR 八高線との接続駅である小川町まで延伸しました(八高線はまだ未通ですが)。
小田急小田原線は、本厚木止まりだった路線が伊勢原まで延伸しました。
駅詳細情報のポップアップ
駅にマウスポインタを合わせる(タッチデバイスの場合はタッチする)と駅のサムネイル画像と路線名がポップアップで表示されるようになりました。現在、乗り換え駅の重複を含めて 2,087 駅あるのですが、すべての駅に対応しています。初めて行く場所でもなんとなく街の雰囲気がわかりますね。
列車・フライトのシェア
追跡中の列車・フライトのシェア機能を追加しました。「この列車をシェア」ボタンを押して SNS やメール、AirDrop 等を選ぶと相手 に URL が送信され、開くと同じ列車を追跡した状態で見られます。相手側でアプリをインストールすることなく、ブラウザだけで見ることができるので便利です。待ち合わせや、帰宅時の連絡などにお使いください。
韓国語翻訳の改善
一部の韓国語の駅名表記を、鉄道事業者が使用している公式の表記に差し替えました。
ナビゲーションに関する API の追加
バージョン 2.1.0 で追加された開発者向け API に関してですが、MiniTokyo3D
クラスにマップの操作を行う次のメソッドが追加されました。
メソッド | 説明 |
---|---|
getCenter |
マップの中心座標を取得 |
setCenter |
マップの中心座標を設定 |
getZoom |
マップのズームレベルを取得 |
setZoom |
マップのズームレベルを設定 |
getBearing |
マップの方角を取得 |
setBearing |
マップの方角を設定 |
getPitch |
マップの傾きを取得 |
setPitch |
マップの傾きを設定 |
easeTo |
マップをアニメーション付きで移動 |
flyTo |
マップを飛行をイメージしたアニメーション付きで移動 |
jumpTo |
マップをアニメーションなしで移動 |
詳細は Mini Tokyo 3D 開発者ガイドをご覧ください。
追跡中のズームレベル・傾きの変更
これまで列車や旅客機を追跡中は、画面上のボタンやキーボードを使ったズームレベルと傾きの変更はできませんでしたが、変更可能になりました。
マウスオーバー時の反応改善
列車や旅客機とマウスオーバーのポップアップが重なっていると、マウスを別の列車や旅客機上に動かしても表示が切り替わらない場合がありましたが、すぐに切り替わるように動作を改善しました。
フルスクリーンモードの不具合修正
フルスクリーンモードで駅名検索のテキストフィールドや追跡時の列車時刻表が表示されない不具合を修正しました。
Edge ブラウザにおける駅名検索の不具合修正
Edge ブラウザで、駅名の自動補完リストから駅を選択しても移動しない不具合を修正しました。