Mini Tokyo 3D バージョン 3.6.0 リリース

Mini Tokyo 3D バージョン 3.6.0 がリリースされました (GitHub)。3.5.0 からの追加・修正機能を見ていきましょう。

実験的に GTFS/GTFS-RT をサポート

実験的機能として、Mini Tokyo 3D がついに GTFS/GTFS-RT 形式の交通機関に対応しました。Mini Tokyo 3D にアクセスする際の URL の末尾に、「?」に続けてキーと値のペア(クエリパラメータ)を記述することで、特定の GTFS データセットおよび GTFS Realtime VehiclePosition フィードを指定します(詳細な説明)。

https://minitokyo3d.com/?gtfsurl=<GTFS zipファイル>&gtfsvpurl=<GTFS-RT VehiclePosition>&gtfscolor=<色コード>

今のところ、shapes.txt を含んでおり GTFS-RT VehiclePosition が提供されている交通機関のリアルタイム表示のみの対応です。例えば都営バス (東京) の場合は次の通りです。

https://minitokyo3d.com/?gtfsurl=https%3A%2F%2Fapi-public.odpt.org%2Fapi%2Fv4%2Ffiles%2FToei%2Fdata%2FToeiBus-GTFS.zip>fsvpurl=https%3A%2F%2Fapi-public.odpt.org%2Fapi%2Fv4%2Fgtfs%2Frealtime%2FToeiBus>fscolor=9FC105

使用メモリ量の削減

内部のデータクラスの整備とデータ構造の最適化により、JavaScript の使用ヒープサイズを約26%削減しました。

PLATEAU プラグインが全国に対応

PLATEAU プラグインをアップデートしました。2023年4月の PLATEAU View 2.0 向けに更新された配信データに対応しています。位置に合わせて動的にデータをロード/アンロードすることでテクスチャ付き LOD2 に対応した全国213都市の表示に対応。降雨アニメーション表示時の不具合も修正しました。

ドイツ語サポート

コミュニティーのコントリビューションにより、ドイツ語に対応しました。

JR 両毛線水戸線東海道線熱海〜沼津間追加

JR 両毛線水戸線が全線開通しました。また、東海道線の熱海〜沼津間が開通。熱海〜函南間は総延長7,804メートルの丹那トンネルを通過します。熱海での踊り子号の分割併合や、サンライズ瀬戸・出雲の走行が見られます。さらに、JR 東日本管内では現在最も長い距離(前橋〜沼津241km)を走る普通列車 1943E を全区間追跡できるようになりました。

ダイヤ改正対応

都営浅草線京急、京成、北総鉄道芝山鉄道新京成の 2024/11/23 ダイヤ改正に対応しました。

ズームレベルによるライブカメラアイコンの表示切り替え

ライブカメラが増えてきたため、小縮尺時(ズームレベルを下げた時)にライブカメラアイコンを非表示にするようにしました。また、この改良に伴い Marker クラスの次のコンストラクタオプションで最小ズームレベルがサポートされました。

プロパティ 説明
minZoom マーカーの最小のズームレベル

詳細は API リファレンスをご覧ください。

ライブカメラの拡充

ライブカメラプラグインで表示される、沿線のライブカメラがさらに追加されました。