Mini Tokyo 3D バージョン 3.2.0 リリース

Mini Tokyo 3D バージョン 3.2.0 がリリースされました (GitHub)。3.1.0 からの追加・修正機能を見ていきましょう。

新しい追跡モードと追跡モード設定パネルの追加

列車・旅客機の追跡モードを大幅に強化しました。画面右側のビデオカメラのアイコンボタンを押すと表示される追跡モード設定パネルで、「位置のみ」「前方」「前方上空」「後方」「後方上空」「ヘリコプター」「ドローン」「鳥」の8種類の視点を選べます。

おすすめは「鳥」追跡モード。方角、ズーム、ピッチ全てがスムーズかつダイナミックに変化するため、時間を忘れて列車の旅を楽しむことができるでしょう。

API からも新しい追跡モードの指定ができるようになっています。

列車・旅客機の高度に応じたスケーリングとズームの調整

地下を走る列車のスケーリングおよび追跡時のズームレベルの計算を修正しました(左: 修正前、右: 修正後)。修正前は地下で列車がやや小さく見えてしまっていましたが、列車位置の標高に応じた見え方の一貫性が保たれるようになりました。また、スケーリングの計算を GPU で行うように最適化し、性能への影響を最小限に抑えています。

追跡前の視点への復帰

列車や旅客機をクリックまたはタップすると追跡が開始され、前述の追跡モードの設定によっては対象の列車や旅客機にズームインしていきますが、これまでは追跡を解除した時に現在位置を見失いがちで不便に感じることがあったかと思います。

そこで追跡前の視点を記憶しておき、追跡が解除された際には元の視点に戻るようにしました。駅やライブカメラを選択した場合も同様に、選択解除後に元の視点に戻ります。

動的な車両形式情報のローディング

車両形式データを動的に読み込むことに対応しました。何かのイベント開催時や臨時列車が走るときに、サーバ側のデータを更新することで簡単に特定の車両を走らせることができるようになります。

この機能を利用し、鉄道開業150年記念「黒い山手線」の現在位置表示に対応。150年前に新橋〜横浜間で運行した1号機関車をモチーフにした黒塗りの車両が山手線を走ります(運用は毎日変わりますが、実際の運用状況を反映しています!)。2022年12月31日までの期間限定。

アイコンスタイル更新

内部で利用しているアイコンフォントライブラリのアップデートにより、一部のアイコンスタイルが更新されました。これまでと比べて見た目の統一感が増し、視認性が上がっているのがわかりますかね?

ダイヤ改正対応

東京メトロ銀座線・丸ノ内線東西線・千代田線の 2022/8/27 ダイヤ改正に対応。また、ふかや花園プレミアム・アウトレット開業に伴う秩父鉄道の 2022/10/1 ダイヤ改正にも対応。さらに、特急成田エクスプレスの 2022/10/1 からの全列車の運転再開に対応し、東京〜新宿間が日中1時間に2本ペースになりました。

ライブカメラの拡充

ライブカメラプラグインで表示される、沿線のライブカメラがさらに追加されました。